ヤフー株式会社コーポレートエバンジェリスト、伊藤さんの本。
MC現場では、IT企業のセミナーで「エバンジェリスト」という肩書の方とご一緒する機会が多い。
最初はエヴァンゲ...⁉︎ と何かアニメの凄いキャラを想像していたのだが、要はプレゼンテーターである。
恐らく我々の様に、喋りの学校に行って発声発音、アクセント、イントネーション等の基礎を学んだ訳ではないと思うが、プレゼンの重要性は"綺麗な日本語を喋る"事以上に、いかに"惹きつけるか"である。
時間配分、来場者に合わせたネタ出し、たまにジョークも挟みつつ、話しはシンプルで最後きっちりまとめる。
相当な場数で同じ内容をプレゼンしているのもあるだろうが、非常にロジカルなトーク構成はやはり勉強になります。
彼らの技を学びたく本書を手に取ったが、なるほど!と、短時間でシンプルにその手法を解説しています。
鴻上尚史さんや平田オリザさん等も仰っているが、日本は人前で話すレッスン機会がないまま大人になっていきなり求められるので、プレゼンへのハードルが高い。。。
以前、アメリカ出身日本育ちのyoutuberさんが、アメリカの小学校での授業について話していたchがあり、そこでは毎回みんなの前で「○○について調べて来たこと」を、メモ書きを見ながら発表する授業があるそう。
発表の際は先生に、もっとみんなの顔を見ながら喋って!とか、メモ見過ぎ!といったアドバイスがなされる。
小学校からこんな教育を受けているんですよ、彼らは。
日本も昔と比べたら発表スタイルの授業が増えているかと思いますが、もっともっと、座学聴講型→自ら調べ発信し、相手を説得するレッスンが増えれば良いなと思います。
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